歯がまだ生えていなくても大丈夫?赤ちゃんの歯医者デビューについて
「赤ちゃんは何歳から歯医者に行けばいいですか?」
「まだ歯が生えていないけれど、歯医者に行ってもいいですか?」
「歯が生えてから受診すればいいのでしょうか?」
小さなお子さまを育てている保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、歯医者デビューの分かりやすい目安は、乳歯が生え始めたタイミングです。
ただし、歯がまだ生えていない時期でも、お口の発育を確認したり、歯医者に慣れたり、保護者の方がケアの方法を相談したりする目的で、早めに受診していただいて大丈夫です。
歯が生える時期には個人差があります
赤ちゃんの歯が生える時期には個人差があります。
早い時期に生えてくるお子さまもいれば、10か月頃でもまだ歯が生えていないお子さまもいます。
歯が生えていないからといって、すぐに異常というわけではありません。
ただ、歯の生え方だけでなく、舌や唇の動き、口の閉じ方、離乳食の進み方、飲み込み方など、お口の発育にはさまざまなポイントがあります。
そのため、歯が生える前でも「少し気になるな」と思ったタイミングで、一度ご相談いただくと安心です。
歯医者デビューは「治療」ではなく「慣れること」から
赤ちゃんや小さなお子さまの初めての受診では、いきなり治療をすることはほとんどありません。
まずは、
「歯医者さんの雰囲気に慣れる」
「お口を見られることに慣れる」
「保護者の方が相談できる場所をつくる」
という意味合いが大きいです。
虫歯ができてから初めて歯医者に来ると、お子さまにとって歯医者が「痛いことをする場所」「怖い場所」になってしまうことがあります。
そうなる前に、赤ちゃんの頃から少しずつ慣れておくことで、将来の健診や治療もスムーズに進めやすくなります。
初めての受診ではどんなことを確認するの?
赤ちゃんや乳幼児の受診では、お子さまの年齢や発育に合わせて、次のような内容を確認します。
・乳歯の生え方
・歯みがきや仕上げみがきの始め方
・フッ素の使い方
・離乳食やおやつ、飲み物のとり方
・舌や唇の動き
・お口が開きやすい、お口ぽかんがあるか
・指しゃぶりやおしゃぶりの影響
・転倒などによる歯のケガの注意点
・歯並びや噛み合わせの成長
この時期の歯科受診は、悪いところを治すというより、これからのお口の成長を一緒に見守るための受診です。
親御さんのお口の状態も大切です
お子さまの虫歯予防では、お子さま本人の歯みがきだけでなく、保護者の方のお口の状態も大切です。
虫歯は、虫歯の原因となる細菌、食生活、歯の質、唾液の状態など、さまざまな要因が関係して起こります。
また、日常生活の中で、保護者の方からお子さまへお口の細菌が伝わる可能性もあります。
そのため、赤ちゃんの虫歯予防を考えるときには、お子さまだけでなく、保護者の方のお口の環境を整えることも大切です。
当院では、必要に応じて親御さんのお口のリスク検査も行うことができます。
ご家族全体のお口の状態を確認することで、お子さまの虫歯予防にもつなげやすくなります。
年齢や発育に合わせてお話しします
赤ちゃんのお口の成長は、一人ひとり違います。
同じ月齢でも、歯が生えている子、生えていない子、離乳食が進んでいる子、ゆっくり進んでいる子など、発育のペースはさまざまです。
北九州セントラル歯科では、年齢だけで一律に判断するのではなく、その子の発育やお口の状態に合わせて、保護者の方にお話をしています。
「今の時期に何を気をつければいいのか」
「歯みがきはどのように始めればいいのか」
「フッ素はいつから使えばいいのか」
「歯がまだ生えていないけれど大丈夫なのか」
このような不安や疑問も、お子さまの状態に合わせて一緒に確認していきます。
このような場合はご相談ください
次のようなことがある場合は、年齢に関わらず一度ご相談ください。
・乳歯が生えてきた
・10か月頃でもまだ歯が生えていない
・歯みがきを嫌がる
・離乳食の進み方が気になる
・お口がいつも開いている
・指しゃぶりやおしゃぶりが気になる
・歯に白い部分や茶色い部分がある
・転んで歯をぶつけた
・おやつやジュースの与え方が気になる
・親御さん自身の虫歯リスクが気になる
「まだ早いかな?」と思う時期でも、相談だけで受診していただいて大丈夫です。
赤ちゃんの頃から、楽しく通える歯医者さんへ
赤ちゃんの歯医者デビューは、虫歯ができてからではなく、虫歯になりにくいお口を育てるための第一歩です。
歯が生えたタイミングはもちろん、歯が生える前でも、発育やケアについて気になることがあればお気軽にご相談ください。
北九州セントラル歯科では、お子さまの年齢や発育に合わせて、無理なく楽しく通えるようサポートしています。
歯医者さんを「怖い場所」にする前に、親子で楽しくお口の健康を守る場所として、少しずつ慣れていきましょう。